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Reウォーク・ブログ

血圧について

2022-02-14
カテゴリ:日常,業務
こんにちは。介護福祉士の平尾です。
 
もう2月も半分が終わろうとしていますね。寒い日が続き雪もたくさん降りました。雪かきでお疲れの方もたくさんいらっしゃると思います。
 
そんな中利用者の方々から冬場はこんな事を言われる方が多いです。
 
『寒いと血圧があがっていけんわ〜。』
 
今日はそんな身近な『血圧』にについて簡単に説明したいと思います。
 
まず「血圧」とは、心臓から送り出された血液が、血管の内壁を押す力(圧力)のことをいいます。
例えば、水道のホースにたくさんの水を流すと、ホースが張りつめた状態になります。この時、ホースには高い水圧がかかっています。また、ホースのどこかを押えつけて水が流れ難い状態にした時には、少ない水の量でも、そこから後ろのホースは張りつめた状態になります。これと同じように、血圧も心臓が送り出す血液の量(心拍出量)と、それを流す血管の通りづらさ(末梢血管の抵抗)などの要因で決まります。
 
ではよく聞く『高血圧』や『低血圧』の指標はご存知ですか?
 
一般的に高血圧とは慢性的に血圧が基準値よりも高い状態にあることをいいます。
具体的には、収縮期血圧140mmHg以上、拡張期血圧90mmHg以上、この基準値のどちらか一方または両方の血圧値が慢性的に超えている状態のことです。(収縮機血圧が130以上という考え方もあるようです。)
 
と上記のように高血圧の定義は明確にされているのになんと日本国内には低血圧の明確な診断基準はありません。
ただし、一般的には最高血圧が100mmHg未満の場合、低血圧と診断されています。
またアメリカでは最高血圧が90mmHg未満、最低血圧が60mmHg未満という診断基準が用いられているそうです。
 
 
いつも何気なく使っている『血圧』という言葉の意味やその基準などを知ってもらえたらと思いこのブログを書きました。
 
私自身も紹介するために調べてみながら『低血圧の定義ってなかったんだ。』と初めて知ることもあり良い勉強になりました。
 
介護福祉士 平尾
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